シミの落とし方[応急処置]

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シミがなぜ落ちないか

シミの構造を知ろう

シミは付着物で3種類に分ける事が出来ます。

  • 水溶性:醤油、ソース、コーヒー、カレー、ケチャップ、果汁など
  • 油性:化粧品、マニキュア、クレヨン、バター、マーガリンなど
  • 不溶性:泥、サビ、硬水、墨汁など
  • タンパク系:血液、汗、おもらし、母乳、卵

水溶性であっても、油分の中に色素が包まれている状態の事が多いです。(カレーなど)
ですので、漂白剤を使う前に下準備で油分を除去する必要があります。

漂白をする前の下準備

水溶性の場合

水溶性であっても、大体は油分が色素の周りについています。
中性洗剤(食器用洗剤)で油分を除去する必要があります。

シミをぬるま湯で洗い、中性洗剤をかけます。
(40度以上だと血液などたんぱく質系のシミの場合、凝固して取り辛くなるので注意)

歯ブラシや綿棒を使いトントンと染みこませ、3分ほど放置します。
一度洗い流し、まだ落ちていないようであれば漂白剤を使用します。
漂白剤は「白い衣類」と「色物の衣類」で使用する漂白剤の種類が異なるので注意が必要です。詳しくは下記「漂白剤の選択方法」をご覧ください。

油性の場合


油性のシミの場合はクレンジングオイルを用意します。

水に濡らさずクレンジングオイルをシミの部分だけに付けます。
歯ブラシや綿棒を使ってトントンと叩き、3分ほど放置し「油性のシミ」と「クレンジングオイル」を融和させます。

クレンジングオイルをつけた箇所をお湯で濡らした後、中性洗剤をシミ部分に優しく揉み込み、クレンジングオイルごと洗い流します。
(クレンジングオイルが残ると油シミが残ってしまうので、しっかり除去しましょう)

不溶性の場合

ぬるま湯で濡らし中性洗剤をかけ、更に固形石鹸で優しくこすります。
(力を入れてこすりすぎるとシミが取れにくくなり、繊維も傷むので注意)
ぬるま湯で流す。

上記を薄くなるまで繰り返します。

タンパク系の場合

基本は水溶性と同じ処理で大丈夫ですが、40度以上のお湯をかけるとタンパク質が凝固してしまい、取りにくくなる恐れがあるので、出来るならば中性洗剤と水で油分を除去するのがオススメです。

白い衣類の場合

塩素系漂白剤が使える

白い衣類には塩素系漂白剤が使えます。塩素系漂白剤は強力なので色物で使用すると色が抜けてしまう恐れがあります。
使える繊維はコットン、麻、ポリエステルのみでウール、シルクは繊維が傷むので使用できません。
即効性が高いので、シミの上からハブラシか綿棒でトントン叩いて使用し、シミが消えたらすぐに流します。

強力で即効性が高いのですが、使用できるものが限られています。
もし失敗した!と思ったら「カルキ抜き」で中和出来るそうです。
ペットコーナーで水道水のカルキを抜くものとして売られているそうです。

色物の衣類

酸素系漂白剤を使う

色物には酸素系漂白剤を使用します。
酸素系漂白剤はナイロン繊維以外のものであれば、ほとんどの場合が使用できます。

使用方法は漬け置きです。常温の水に溶かして漬け置きします。
この際、ぬるま湯で使用すると効果が強くなりますが、色抜けの原因となりますので、こまめに様子を見つつ使用してください。

それでもシミが取れない場合

家庭でやってみたけど、やっぱりシミがとれないという場合、プロにお任せしてみる手もあります。

当サイトで紹介している宅配クリーニングの「モンクチュール」であれば、注文時に指示書にシミの場所を書いておけば無料でシミ取りの処置をしてくれます。

それでも取れない場合、シミ取りの専門家に処置してもらえるオプションもあります。

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